シングレア錠の効果・効能
シングレア錠は、喘息の原因となるロイコトリエンの作用を阻害することで
気管支の収縮を止め、喘息の発作を抑制します。
気管支喘息の際の咳や喘鳴、息苦しさの症状を起こりにくくします。
既に発作や咳が起こってしまった場合に止める効果はありません。
あくまでも発作を予防する薬として使われます。
発作が強く出たときには気管支拡張剤やステロイド剤を使用して下さい。
またアレルギー性鼻炎による鼻づまりや鼻水、くしゃみなどの症状を改善する場合にも使われるようです。
花粉症への効果も確認されています。
シングレア錠は1日1回寝る前に服用するだけで効果が持続的に作用するのが特徴です。
シングレア錠の用法・用量
シングレア錠は通常の錠剤タイプの他、子供向けの水分不要のチュアブルタイプ、細粒タイプがあります。
6歳未満の小児は1回1錠(4mg)を、6歳以上の小児の場合は1回1錠(5mg)を、
成人の場合は1回2錠(10mg)を1日1回寝る前に服用して下さい。
シングレア錠を飲み忘れたときは気がついたときすぐに1回分を服用するようにしましょう。
但し、次回の服用時間が迫っている場合には、次回に1回分を飲んで下さい。
2回分を1度に飲むことは絶対やめて下さい。
必ず自己判断で服用をやめたりせず、医師や薬剤師に相談の上服用するようにしましょう。
シングレア錠の副作用
シングレア錠の副作用として腹痛・下痢・胸やけや頭痛・倦怠感・吐き気・蕁麻疹やめまいなどが
報告されています。
これらの症状が出たらすぐに、医師あるいは薬剤師に相談するようにしましょう。
また冷汗や呼吸困難、顔面蒼白はアナフィラキシー症状の初期症状、顔や舌、のどが腫れた場合は
血管浮腫、全身の倦怠感や皮膚や目が黄色くなる場合は肝炎や肝機能障害、
黄疸が起こっている可能性があります。
すぐに服用を中止し医師の診断を仰いで下さい。
こうした副作用は全てを網羅していません。
少しでも普段と違う症状が出た場合には医師または薬剤師に症状を説明し、診断を仰ぐようにして下さい。
シングレア錠と他の薬との飲み合わせ
シングレア錠は「てんかん」のけいれん発作を予防したり、寝つきを良くする、
あるいは不安や緊張感をやわらげる働きをする抗けいれん薬のフェノバルビタール(フェノバール)と
併用することにより、あまり作用しなくなる恐れがあります。
他の薬との飲み合わせは、主治医に確認した方が良いでしょう。
シングレア錠とジェネリック品の薬価
今日本でシングレア錠を購入すると、
万有製薬製のシングレア細粒4mgが262.2円/1包、シングレア・チュアブル錠5mgが255.6円/1錠、
5mgが199.7円/1錠、10mgが272.2円/1錠と比較的高いです。
喘息や気管支の病気はなかなか良くならず長期間に渡る服用が前提なので、
少しでも安いジェネリック品を使用することで経済的な負担を減らすことができます。